当院では、足から全身のバランスを整える施術を得意としています。
院長がこれまで10万施術以上行い、患者様な体を足とともに見てきた経験から、変形性膝関節症の方がやりがちな間違った治療を3つご紹介いたします。
実はごく一般的なことなのですが、これを続けていると良くなる症状も、残念ながら一向に改善されません。
もし、
私やってしまっている!膝の痛みが全然治っていない!
という方は、すぐに治療法を変えてみてください。
変形性膝関節症の間違い① シップを貼り続けている
シップの効果はご存知ですか?
実は、シップには痛みを治す効果はありません。
厳密にいうと、痛みをごまかす効果はあっても、根本的に改善する効果は得られません。
ですので、湿布を貼ると少し楽な感じはしても、その効果は長くは続きませんよね?
これを繰り返していると、知らぬ間に関節の変形が起こり、取り返しのつかないことになります。
シップを1週間以上貼って痛みをごまかしている方は要注意です。
変形性膝関節症の間違い② 温めている
「関節は温めた方がいい」こう勘違いしている方も多いようです。
実は痛みが強い時ほどしっかりと冷やし、痛みが落ち着いてきたら温めてほしいのです。
確かに温めることによって副交感神経が働き、痛みを感じにくい状態にはなりますが、膝に関しては炎症を増してしまっている、いわゆる火に油を注いでしまっているかもしれません。
冷やす時期と温める時期をきちんと見極めましょう。
変形性膝関節症の間違い③ ウォーキングをする
膝の痛みを感じるとまず考えるのが、「足の筋肉が落ちたから?」もしくは「太りすぎ?」です。
いずれにせよ、焦って初めてしまうのが「ウォーキング」です。
でもちょっと待ってください。本当に足の筋肉が落ちていたら、膝の関節が支えられません。膝を支えられない体でウォーキングをしてしまっては・・・。
さらに「太りすぎ?」と思っていても、よく考えてみてください。痩せていても膝が悪い方はたくさんいるのです。
そもそも、ウォーキングには筋力強化の要素は非常に少ないことが分かっています。
ウォーキングをしても筋力は付かない、ましてや、膝に過度な負担をかけてしまっている。
その結果、「ウォーキングを始めたら膝が痛くなった」という方が後を絶ちません。
筋力を付ける順序をきちんと知りましょう。
いかがでしたでしょうか?
ついついやってしまっている方も多いのではないでしょうか。
治療は、これをやれば良くなる!ということはありません。
逆に、どんなに良い治療をしていても、体に悪影響を与えていては治りません。
是非お身体を見直してみてくださいね。