ぎっくり腰に効果的な3種類のコルセットの使い方
ぎっくり腰でお困りのあなた、コルセットは最適なものを使っていますか?
もしあなたが、市販のコルセットの中から適当に選んでいるとしたら、コルセットの効果を最大限に出し切れていないことでしょう。
たかがコルセット、されどコルセット。
当院では患者様の動き方、症状から、最適なものを選択して提供しています。
コルセットの使い方一つで、今まで繰り返していたあなたのぎっくり腰は根本改善に向かいます。
整形外科や整体院では教えてくれない、コルセットの選び方、使い分けを詳しくご説明いたします。

コルセットの役割
現在コルセットを使用している方は、そのコルセットが体にどのような影響を与えているかをご存知でしょうか?
- コルセットをしていないと不安だから・・
- 締めていると楽だから・・
- していないとぎっくり腰をしそうで怖くて・・
このような理由でコルセットを使用している場合、むしろコルセットを外した方が体に良い影響がある場合もあります。
実は、コルセットをしていなくも体に変化が無ければ着けない方が良いのです。
本当に体を守るためのコルセットの役割を説明していきます。
ぎっくり腰 = 背骨を守る

ぎっくり腰の時、「筋肉が落ちるからコルセットはしていません」とおっしゃられる方がいます。
しかし、これは大きな間違いです。
これについては以前のブログで説明していますのでご覧ください。
➜➜「腰にコルセットを巻くと筋力が落ちる・・よりも重要なこと」
ぎっくり腰(急性腰痛)の場合には、腰を支える筋肉や背骨の関節に強い炎症を起こし、自分の力では体を真っ直ぐに支えられなくなってしまっています。
この時に自力で無理やり体を立たせようとすると、炎症の起こっている筋肉や関節に無理な負担が掛かり、激痛が走ることになります。
ぎっくり腰の場合は、一時的であってもコルセットを使用し、筋肉や関節に余計な圧力が掛かるのを軽減しておきます。
そうすることによって痛みは軽減し、炎症が治まるのも早いので、治りも早くなります。
反り腰 = 姿勢改善

女性や出産後、出産経験のある方は特に、反り腰で腰痛を引き起こしている方が多くみられます。
もちろん男性でも多い症状で、反り腰を指摘され、自覚されている方が多いのも事実です。
反り腰が明確な場合は、姿勢を改善するコルセットを選択することが必要になります。
この時、コルセットを見てどんな役割をするものなのか判断できなければいけません。
もしあなたが、ドラッグストアやスポーツショップで、パッケージの情報だけでコルセットを選んでいるとしたら、あなたに最適なコルセットとは言えないかもしれません。
当院では数十種類のコルセットの中から、反り腰である出尻出腹を修正する特別なコルセットを推奨しています。
特に、ぎっくり腰用のコルセットでは反り腰を助長してしまう形態のものもありますので、慎重に選択するようにしてください。
股関節 = 締める

腰痛を抱える90%以上の方は股関節の硬さや動きの悪さを持っています。(当院調べ)
「股関節が痛い」という自覚が無くても、当院で調べてみると動きが悪い方ばかりです。
その証拠に、ほとんどの方が股関節の動きや柔軟性を修正すると、腰痛も同時に改善しています。
慢性的に腰痛を繰り返している方には、股関節を締めるコルセットをおすすめしています。
腰用のコルセットを下腹部に下げて使用する方もいますが、コルセットの形状によって体にフィットしない場合、折角コルセットをしていても全く楽にならないことも多々ありますので、股関節を絞める際は専用のコルセットを使用することを推奨しています。
体にフィットするコルセットを選択することによって、コルセットの本来の性能を最大限生かすことが出来ますので、早く痛みを改善したい方は合わないコルセットは無理に使い続けないようにしてください。
まとめ
「コルセットをたくさん買って色々試しているけど、結局何が良いか分からない!」
折角高いお金を払ってコルセットを選ぶのですから、
- 体に合うもの
- 症状に適したもの
- コルセットの性能を活かした使用方法
を選択して頂きたいと思っています。