O脚や外反母趾の原因は伸ばしすぎたひざにあった?!【反張膝】を岐阜市の整体師が徹底解剖
反張膝(はんちょうひざ)はひざの障害リスクを高める要因になります。
近年、若い女性に多く見られるようになってきており、O脚、外反母趾や偏平足、浮き指などの足(脚)の変形の原因にもなります。
この反張膝、見分けるのはとても簡単です。立ち姿勢をみれば一目瞭然です。
それは、ひざが伸びすぎていることが特徴です。
まっすぐ綺麗に伸びた脚に憧れる女性は多いと思いますが、伸びすぎていると逆効果。脚は変形し理想とは程遠い脚のラインになってしまいます。
そして、そのままで生活していると立ち姿勢が長く続いた翌日などにひざ痛を感じるようになります。
若いから大丈夫とそのままにしておくとどうなるのか?
40〜50代になりひざの痛みが頻繁になり病院にいきます。すると医者から「変形性ひざ関節症ですね」と診断されます。
まさか私には関係ないわ、と思っている方。そういった方ほど重症化していきますのでご注意を。
今回は、伸びすぎてしまうひざ(反張膝)がなぜひざ痛や脚の変形に繋がってしまうのか?反張膝の改善方法とともに岐阜市の整体師が解説します。
【反張膝】とは何か?
反張膝(はんちょうひざ)とは、ひざが伸びすぎてしまった状態(過伸展)のことを言います。
ひざを伸ばしきって立つことが正しいと勘違いしている人が非常に多いです。
確かに足がまっすぐピンピンに伸びていた方が足は長く見えそうですし、美脚になるんじゃないかと思いますよね?
しかし、横からの写真を見ていただくと体のアンバランスに気づきます。
こちらの写真をみてください。

この写真のような姿勢。一見、いい姿勢で立っているように見えますが、よく観察してみるとひざが伸びすぎてしまい、腰は必要以上に反っています。
確かに、立ち姿勢としては綺麗に見えるかもしれませんが、綺麗に見えることと正しい姿勢とは全く別の問題になります。
足を細長く見せようと過剰にひざを伸ばしすぎたり、猫背を改善しようと肩甲骨を寄せて胸を張ってみたりなど余計に意識することが原因になります。
反張膝はひざ痛や腰痛を引き起こす
ひざを伸ばしすぎると前ももに力が入りすぎてしまいます。
ひざが伸びすぎることで常にひざの後ろ側にテンションがかかるためひざ裏に痛みを感じるようになります。
また、ひざを伸ばしすぎると骨盤が前傾し腰が反ってしまうため、いわゆる反り腰の状態になります。
反り腰は腰痛を引き起こす原因になりますので、ひざを伸ばしすぎることが腰痛の原因にもなってしまいます。
そのため、いくら腰痛の治療をしたとしてもひざの動きを改善しない限り腰痛の根本的な解決には繋がらないのです。
O脚や外反母趾など変形にもつながる

ひざを伸ばしすぎることで前ももに力が入りすぎてしまうことは前述した通りです。
そうすると、腰は反り体重が外側に乗りやすくなります。
体重が外側にかかるため、前ももと外もももパンパンに張っていきます。
この状態が長く続くと、ひざはO脚変形を起こし、バランスをとるように足裏のアーチが潰れて足裏がベターっと床につくようになります。
この力が足裏にかかり続けることで足の横方向への圧力が強くなり、外反母趾や内反小趾の変形にまでつながる可能性があります。
ぽっこりお腹や下半身太り
ひざを伸ばしすぎることで前ももと外ももがパンパンに張ります。
そうすると、足の横幅が大きくなってきたり、見た目としてもたくましい太ももになってしまいます。
さらに、反り腰によりお腹にも力が入りにくい状態になります。
お腹に力が入らなければ、ぽっこりとお腹が前に突き出てしまいます。
ぽっこりお腹を改善するために一生懸命腹筋をしていてもお腹は凹みません。それよりも立ち姿勢を改善させることが根本的な解決策になります。

反張膝を改善する正しい立ち方
ひざを伸ばしきって立っている方は、ほんの少しだけひざを曲げて立ってみてください。
ほんの少しだけひざを曲げることでパンパンに力が入っていた前ももや外ももの力は抜けていきます。
そうすると足の裏の外側にかかりすぎていた体重は、足の内側にもかかるようになります。
反りすぎていた腰も生理的な前弯を保てるようになります。
ひざの力を抜いた立ち姿勢がこちらになります。

先ほどの写真と比べてみると一目瞭然ですよね?


普段、腰痛や肩こりなどで悩んでいる方はその痛みが和らいでいきますし、ももの張りやO脚が気になっていた方は脚のラインが綺麗になっていきます。
逆に言うと、この立ち方を意識しなければ腰痛や肩こりになる可能性は常に潜んでいますし、いくらトレーニングをしても理想の美脚ラインを手にすることはできないかもしれません。
まとめ
正しい立ち方は、ひざを伸ばしすぎないことです。
- ひざ痛や腰痛もちの方
- O脚や外反母趾の方
- 反り腰の方
- ぽっこりお腹や下半身太りが気になる方
上記の項目で1つでも当てはまるものがある方は、ぜひ一度自分の立ち姿勢を見直してみてください。
そして、横から見た時にひざが伸びすぎているようであれば、ひざの力を抜きほんのちょっとだけ曲がった状態で立つ感覚を体に沁みこませてください。
そうするだけで、あなたの悩みは解決されるかもしれませんよ。
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