硬いものを噛んだらガクッ!と鳴って顎に痛みが走った・・!
あなたもこんな経験はありませんか?
歯が痛いのか?顎が痛いのかも分からず、そのまま放っておいたら治っちゃった。
でもそれ、顎関節症(がくかんせつしょう)の始まりではありませんか?
顎に症状が出ていなくても
実は顎関節症になっている方は少なくありません。
「隠れ」顎関節症を見付ける3つの検査とは?
隠れ顎関節症を見付ける検査① 開口検査
あなたは大きな口が開けれますか?
日常の食事ではめい一杯口を開けることはほとんど無いと思います。
しかし顎関節も「関節」です。運動不足だと体が硬くなるように、口も動かさなければ硬くなります。
普段の食事で動かす以上の大きな動き、例えば口に入らないような食べ物を無理やり食べようとした時、大きなあくびをした時などに、突然顎関節症になってしまうことがあります。
通常、口の開く大きさは本人の指4本分と言われています。
人差し指から小指を合わせ、上の歯と下の歯の間にすぽっと入れば正常。
指3本分なら注意が必要だけどまだ大丈夫。
指2本しか入らなければ隠れ顎関節症確定。
いつ口が開かなくなってもおかしくないので今すぐ顎の治療が必要です。
隠れ顎関節症を見付ける検査② クリック音検査
「しゃがむと膝がパキッて鳴るんです」こんな話は聞いたことはありませんか?
この「パキッ」という音をクリック音と言います。
顎も同じで、口の開閉時や、下あごを前後左右に動かしたときに、「ガクッ」「パキッ」と音が鳴りだしたら顎関節症予備軍です。
さらに、音とともに痛みを感じる、音とともに引っ掛かりを感じて自由に顎を動かせない、となっている方は早急に治療が必要になります。
隠れ顎関節症を見付ける検査③ 顎の触診
顎の関節が手で触れるって知ってました?
顎の関節は耳の穴のすぐ前で触れられます。
耳の穴の前に手を当ててください。軽く触れたまま、口を開けていきます。
すると、口を開けるにつれて手で触れているところに凹みが出来てきませんか?
そこが顎の関節の位置です。
顎がズレている方は、この凹み方が左右で違っていたり、片方は凹むけど片方は凹まない、という特徴があります。
手で触れて分かるほどの左右差は、隠れ顎関節症の方です。
細かい動きを確認する場合は、顎の先端の動きとともに確認していきます。
まとめ
顎が痛い・・と思った時、どこに行けば良いか分からないですよね。
第一選択は歯医者さんですが、歯医者さんで歯は診てくれるけど、顎まで診てくれるの?
実際には、歯医者さんでマウスピースを作って凌いでいる方も少なくありませんが、根本解決までは辿り着いていないようです。
歯医者さんでも、口腔外科でも治らなかった方、何か手掛かりが見付かるかもしれませんので、一度ご相談くださいね。