筋肉の質問は、60代に限らず日頃からよく受ける質問の一つです。
40・50代の方からは運動不足で体力が衰えたという話の流れで質問されることが多いですし、60・70代の方からは、ひざや腰が痛み整形外科に受診した際にお医者さんから筋肉つけてくださいと言われた後にこの質問に行き着きます。
もちろん、何もしていなければ年齢を重ねるごとに筋力や体力は低下していきます。これは、生物学上仕方のないことです。
しかし、筋トレをして食事をしっかりと食べていれば何歳からでも筋肉をつけることはできます!
そのため、「60代だからもう手遅れ」と何もせずに諦めてしまうことは非常にもったいないことです。現に70代でも筋トレに励み筋力を向上させ、元気に趣味を楽しんでみえる方は世の中に大勢います。
近年、「健康寿命」や「生活の質(QOL)の向上」、「セカンドライフ」のような言葉を耳にする機会が非常に増えました。
あなたは、これからの人生をどのように生活していきたいですか?
今回は、何歳からでも筋力が向上する秘訣を公開します!
なぜ年をとると筋力は低下してしまうのか?
筋力が落ちたことを歳のせいにする方は多いですが、なぜ歳をとると筋力が低下するのかを知っている方は少ないように感じます。
なぜ歳をとると筋力が低下するのかを知ることで、その後話す内容がより伝わると思います。
筋肉には「赤筋」と「白筋」の2種類があることを知ってました?
もし、この事実を知っているのであればあなたの健康偏差値は高いです。
筋肉は大きく分けて「赤筋」と「白筋」とに分けることができます。
名の通り、「赤筋」とは赤みがかった筋肉であり、「白筋」は白っぽい筋肉になります。
2種類の筋肉はよく魚で例えられますが、赤身のマグロは止まることなくずっと海を泳ぐのに対し、白身のヒラメなどは海底に潜み、獲物を捉えるときや天敵から逃げるときにだけ瞬時に動きます。
人間の筋肉も魚と同様であり、赤筋は小さな力を持続的に発揮する筋肉であり、白筋は大きな力を瞬発的に発揮する筋肉です。
これらを踏まえた上で本題に戻ります。
人間が歳を重ねていくと、白筋の筋肉の減少が著しくなります。それに比べ赤筋の筋肉の減少はそれほど顕著ではありません。
大きな力を発揮する白筋の筋肉が減少してしまうため、全体的に見て筋力が低下してしまうのです。
年齢は関係ない!筋肉をつけるには筋トレ
筋肉への刺激が大事
前の章で加齢による筋力低下の原因は、大きな力を発揮する白筋の筋肉が減ってしまうためと説明しました。
ということは、この白筋の筋肉の減少を抑えるが、加齢による筋力低下を予防する効果的な手段と言えます。
そして、白筋の筋肉の減少を抑えるためにもっとも有効な手段が、そう!筋トレなのです!
筋トレを行い、筋肉にしっかりと刺激を与えることで筋肉の減少ではなく筋肉がつくられる働きを促すことができます。
ウォーキングやプールなどの運動はどうなのか?
以前のブログ、
でも解説しましたが、ウォーキングやプールで歩くような運動は筋肉をつくるために必要な刺激量には達していません。
またこれらの運動は筋肉の赤筋を優位に使う運動になります。
小さな力を持続的に発揮する筋肉になるため、この筋肉を使っても筋力アップには直結はしません。
忘れてはいけない!筋肉をつけるには食事も大事な理由
ここで忘れてはいけないのが食事の重要性です。
筋肉をつけるために必要なことは筋トレと食事でしたよね?
筋トレをすると、筋肉がつくられる働きが体の中に起こります。このとき筋肉をつくるために必要な栄養が体内にあれば筋肉はつくられていきます。
しかし、栄養が足りなければ筋肉をつくることができません。
筋肉をつくるのは家を建てるようなものです。どんなに優れた設計図があっても、材料がなければ建てることはできませんよね?
筋肉も同じです。
いくら筋トレをしたとしても、筋肉をつくる材料がなければ筋肉をつくることはできません。
そして筋肉をつくる材料になるのがタンパク質です。
筋トレをして、肉・魚・卵・大豆製品に多く含まれるタンパク質をしっかり摂取していれば何歳になっても筋肉をつけることは可能です。
まとめ
先日の体育の日にスポーツ庁があるデータを公表しました。それは、「70代の体力が過去最高になった」との内容です。
あなたは自分自身の筋力・体力をどう感じていますか?
筋肉をつけることに年齢は関係ありません。〇〇歳だから・・・と諦めなくてもいいのです。
筋肉をつけ、いつまでも元気に趣味を楽しめる体づくりを本格的に始めてみてはいかがでしょうか?
岐阜市のほんごう鍼灸接骨院では、生涯自分の足で歩ける体づくりを提唱し、パーソナルトレーニング指導も行い、あなたの体づくりをサポートしています。
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