先日は新潟の雪国にセミナーを受けに行ってきました。
岐阜市内では見たことのない雪の量で驚きました。
寒さ対策で分厚い靴下を履いていきましたが、当院のある茜部とは別格の寒さでした。
この時期女性からの相談が多いのは、冷え性について。
レッグウォーマーや靴下を重ね履きしたり、ホッカイロを使ったりと様々な工夫をされているようですが、毎年しもやけに悩んでいるようですね。
しかし、どれだけ靴下を履いても、体を温めても、冷え性が改善されない理由があります。
見落としがちな冷え性の原因とは・・?
足先冷え性の原因①指が動かない
足先が冷える方に非常に多いのが、そもそも足の指が動かないことです。
冷えの一番の原因は血行不良です。血液を全身に回すには、血液が必要な部分の筋肉や関節が動く必要があります。
例えば、あなたは足の指でグーチョキパーは出来ますか?
グーが出来ない方、グーは出来るけどパーが出来ない方、色々です。
こういう方はどれだけ足湯をしても、レッグウォーマーを履いても、足先は一向に温まりません。
まずは足の指先を動かすストレッチやエクササイズをしましょうね。
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足先冷え性の原因②足首を冷やしている
東洋医学では体を温める大切なツボがあります。
それは『三陰交(さんいんこう)』という足首にあるツボです。
場所は、内くるぶしに反対の手の小指を置いて、人差し指の位置。すねの骨を触れたらふくらはぎの方へ指を滑らせた、骨の谷の部分です。
生理痛やPMS(月経前症候群)の症状がひどい方は必ず温めてください。
寒い寒いと言って、くるぶしソックスやロールアップを履いていては、残念ながら体は変わっていきません。
足先冷え性の原因③股関節が硬い
体が硬いと体が冷えやすいのは想像できると思います。
しかし、この部分だけ硬くても足先は冷えてしまいます。
足を温める上で最も重要なのが股関節です。
心臓から降りてきた太い血管は骨盤の中を通って股関節の前側を通過していきます。
股関節の筋肉が硬いと、血管の通り道を狭くしてしまい、脚の付け根から下全体の血流を悪くしてしまいます。
例えば、
- あぐらをかくと膝が立ってしまう
- あぐらをかくと後ろに倒れてしまう
- 座って開脚が100°以下
- 脚を組む癖がある
- 横座りができない
などの特徴のある方は股関節の柔軟性が足りていない可能性が有ります。
色々試す前に、しっかりストレッチやマッサージをして体を緩めるだけで、汗が出るほど温かくなりますよ。
まとめ
自宅でストレッチを継続している方も少なくないのではないでしょうか。
ヨガに通っているけど体が柔らかくならないという方も・・。
あなたに合ったストレッチをしなければ、体に変化を出すことは非常に難しくなります。
体を触ってもらってはじめて気付く硬さもありますので、冷え性を感じている方は一度ご相談くださいね。