腰痛とは
腰は体の中で中心の位置にあるにも関わらず、背骨のみで支えている、非常に脆弱な構造という特徴があります。
そのため、腰痛は様々な原因によって痛みを感じます。
特に、腰自体が原因の急性腰痛、腰以外が原因の慢性腰痛、背骨や内科的な原因による病的腰痛に分けられます。
腰痛の主な分類
ふとかがんだ時、立ち上がろうとした時、物を持ち上げた時などに、急に腰に痛みが走り動けなくなってしまう状態です。
・筋肉が原因
腰の筋肉が急に収縮した際、又は急に伸ばされた際に、筋肉が炎症を起こし、痛みを発してしまいます。
筋肉性の痛みですので、「動こうとすると激痛が走る」という特徴があります。
・関節が原因
背骨と背骨をつなぐ関節に炎症が起こると、「一定の動きをすると激痛が走る」という特徴があります。
特に、体を大きくひねった際や無理な動きをした時に痛めることが多いです。
・骨が原因
腰椎分離症と言われる疲労骨折(骨のヒビ)があると、急な痛みでなくとも、強い痛みを発します。
分離症はスポーツを行っている学生さんの腰痛の約40%が該当するという統計もあります。
疲労骨折があっても運動ができないわけではないので、痛みを我慢して運動をしてしまうこともありますが、後々に慢性腰痛に移行してしまう可能性もありますので、必ずご相談ください。
原因不明の腰痛に悩まされがちですが、全身の関係性をみると、ほとんどの場合は明確な原因にたどり着きます。
・上半身(首、肩、背中)が原因の腰痛
腰は体の中心に位置するため、上半身の筋肉も、下半身の筋肉も腰に付きます。
実は上半身の筋肉、例えば、肩や首の筋肉が硬くなるだけでも、腰痛を引き起こしてしまいます。
肩や首の筋肉は腰痛と関係ないように思えますが、脊柱起立筋や広背筋などの大きな筋肉が硬いままだと、レントゲンで異常が無くても慢性的な腰痛の原因になってしまうので注意が必要です。
・下半身(足、お尻)が原因の腰痛
足やお尻の筋肉は腰痛の原因に直結します。
腰が原因で足に痛みを出してしまうことは想像できるかもしれませんが、実は足の筋肉が硬くなると、同時に腰の筋肉が硬くなってしまいます。
足の動きが悪くなると原因不明の慢性腰痛はもちろんのこと、急性腰痛に直結しまうので、早期から対策することをおすすめします。
特に、日常的に腰痛を感じていて、年に1、2回はぎっくり腰になってしまう方は、注意が必要です。
一般的な腰痛よりも、かなり強い痛みや、痛み以外のシビレ、麻痺などの症状を呈するものもありますので、早期の発見と対策が必要です。
・腰椎椎間板ヘルニア
背骨の間にある椎間板から、中にある髄核というゼリー状のものが漏れ出し、神経を圧迫してしまう症状です。
椎間板ヘルニアの前駆症状は腰痛でありますが、実際の症状は“足のシビレ“がメインとなりますので、正確な判断が必要です。
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・脊柱管狭窄症
背骨の中にある穴が何らかの原因で狭くなることにより起こる症状です。
主な症状は、「長く歩くと両足が痺れてきて、座って休むと回復する。」“間欠性跛行”と言われる症状です。
脊柱管狭窄症も前駆症状として腰痛はありますが、主な症状は“間欠性跛行”ですので、痛みの出方の観察が重要となります。
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・内科疾患など
腰痛を感じる疾患として、がん、腎臓疾患、婦人科疾患など、見落としてはいけない疾患もありますので、注意深く聞き取りをしていきます。
内科疾患などの特徴は、「じっとしていると痛い」という“安静時痛”が頻繁にある状態です。
整形外科の痛みが“動作時痛”であるなら、内科疾患の痛みは動作に関係なく痛みを感じることが特徴です。
また、腰痛以外にも、体重減少や食欲不振、腹痛や排尿障害などをの症状がある場合は早急に医師の診断を仰ぐことになります。
万が一そのような疾患が疑われる場合は、すぐに提携病院へ紹介をさせて頂きます。
提携病院
BORNS 整体での腰痛改善方法
BORNS整体では腰痛の筋肉にアプローチする他に、腰痛の原因になる筋肉、呼吸を使った改善法、関節、ツボにアプローチします。
高周波治療器はビリビリとした電気刺激は無く、温かみだけを感じますので、子どもの患者さんも安心して受けて頂いています。
腰椎疲労骨折などの骨に原因がある腰痛の場合は、エビデンス(医学的根拠)い基づいた症状の改善が見込まれますので、お早めにご相談ください。
正しい位置に戻すことにより、筋肉の働きが改善し、関節にかかる過剰な負荷も無くなります。
また、筋肉や関節の位置を動かす際に、血流の改善も促しますので、体の内外へ効率的にアプローチしていきます。
プロスポーツ選手にも行う専門的なストレッチを行うことにより、筋肉の血流改善を促し、疲労物質を一気に取り去ることができます。
体の表面からでは届かない筋肉に鍼治療を行い、奥深くの筋肉を柔らかくします。
特に、手では直接触れない筋肉の膜(筋膜)に直接鍼を刺すことにより、早期の改善を図ります。
さらに、鍼に電気をかけることにより、筋力の落ちた筋肉の働きを根本から取り戻します。
腰痛は、腰だけの問題ではなく、足や肩が原因になることもあります。
東洋医学の観点から、腰痛に効果的なツボを選定し、鍼治療やツボの刺激を行っていきます。
腰痛を起こす主な原因の一つに、「腹圧の低下」があります。
腹筋を鍛える前に必ず行わなければいけない腹式呼吸を行い、基本的なお腹の圧を高めることにより、腰を安定させます。
日常の歩行を安定させるために、テーピングやリハビリ靴下などを使用し、日常から歩行バランスを安定させる方法を提案します。
同様に、靴選びの相談も一緒に行っていきます。
足の専門家である院長が選りすぐったインソールを採用し、靴にフィットするようインソールの調整を致します。
自宅ケアも行えるように、患者さんの体に合ったケア方法をお伝えします。
子ども、女性、高齢者、基礎疾患のある方など、患者さんの一人一人に合ったトレーニング方法をお伝えします。
トレーニング分野では「 子どもは大人のミニチュア版ではない」というように、大人と同じケアや運動を行っていても改善はしません。
特に、腰椎分離症といった子ども特有のケガもありますので、子どもの成長過程や体質に合ったプログラムを提供します。
腰痛予防法
当院は予防型総合治療院®であり、全国で稀に見る予防に特化した方法を取り入れています。
施術の効果を長時間持続させ、自宅ケアによりさらに治療効果を上げる方法を随時お伝えしています。
長年悩んだ腰痛を再発させないように、根本から体を変えるプログラムをお伝えします。